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女から女たちへ


あらたな波を起こすために、この映像祭はある

1年に3回映画を見れば、ことしはたくさん映画を見たなあ、というようなわたしが、この映像祭にかかわるようになったのは、山上千恵子さんと昨年9月、台北女性映画祭に行ったのがきっかけだった。彼女の『ディア・ターリ』が台北の女たちにどのように受け止められるだろうか、という単純な関心から行ったのだが、まったく予測していなかった女たちとの出会いがあって、それが映像祭をする動機となった。

 期間中に見逃した『女書』を台北女性映画祭の事務所で見せてもらった。感動のあまり涙が出た。女たちのする仕事はまだたくさんある、そう思った。招待で来ていた監督のヤンさんとのインタビューで、彼女が映画制作の専門家ではなく、撮りたい事柄があるからこそ制作をはじめたこと、雇ったカメラウーマンが技術的な専門知識をもたないヤンさんを見限ったために、ヤンさんは講習に通い自分でカメラをもちはじめたことを知った。考えさせられることがいろいろあった。

 映画祭の事務所は、女性映像学会理事長のショウヌーさんが自分の事務所を提供していた。大きな自宅という感じのところだったが、若い人たちが気軽に出入りしていた。たまたま居合わせたショウヌーさんと話をすると、フランスで映像の勉強をしたという。フリーで国営テレビの仕事をしているが、なかなか大変だということだった。彼女のかざらない人柄がすぐに気に入ってしまった。

 台北の女性映画祭は上映のあとで監督や批評家と観客とのトークが必ずある。映画祭は準備する段階で、監督、批評家、観客の三者があつまって討論し、作り上げていくのだとメンバーの一人であるウエイスーさんが言っていた。観客は「客」ではなく「主」なのだ。そして台北の映画祭プログラムは、そのあと台湾9カ所を巡回するという。女たちの映画を見るのは都会の人たちだけではないのだ。

何かが動いている。すばらしい何かが・・・・。そう思った。

 「Women Make Waves 女たちは波をつくる」という台北女性映画祭のタイトルどおり、波がひたひたと台湾中の女たちに寄せている。

 もうひとつ、印象に残ったのは、海外で学んできた女たちが、自分の国で、地に足をつけて、女の視点、フェミニズムの視点で制作し、映画祭を作り上げているということだ。日本にはないものを感じた。

山上さんが、「日本でもフェミニストの視点に立った映画祭をしたいね、『女書』なんか上映できるような・・・」といったとき、二人の頭のなかには台北女性映画祭がモデルとしてあった。タイトルもWomen Make Wavesが気に入っていた。が、それを使うわけにはいかない。映像祭の準備をはじめるにあたって、どんな波をつくりたいか、ということをみんなで考えて、いろいろな意味をこめてSister Wavesとすることにした。台北女性映画祭にそのことを知らせると、後日、「Sister Wavesなんて、わたしたちの名称よりすばらしい」とウエイスーさんが山上さんに伝えてきた。

 台北女性映画祭はことしで9回目だった。「大阪の映像祭は台北のようにすばらしいのはできない」といったら、ウエイスーさんは「わたしたちでもそうだったのよ。はじめは会議室を借りて、スクリーン・スタンドを使ってやったの。上映中にそのスタンドが倒れたりしてね」と笑いながら、はげましてくれた。そう、やりたいことをできる範囲でやればいい。それが大事なことだ。背伸びをせず、形式にとらわれずに。

 ことしのソウル女性映画祭からもパワーをもらった。『音楽の力を信じますか』の監督イダさんとの出会いもうれしかった。彼女もヤンさんとおなじように「撮りたいものがあるから」カメラを持った人だ。「自分たちのやってきたことを忘れられたくなかったから」というのが、制作の動機だった。女がすることは女自身で記録しないかぎり、男社会からは忘れられていく。

 女たちのやっていることを伝え、それを忘れないために、そしてそれをともに分かち合い、あらたな波を起こすために、この映像祭はある。       (三木草子)


 


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